Rain World Downpour 発明家編プレイ時の雑記とらくがき

殺伐としている

発明家くんは自力で爆発を起こし、その爆風を利用して二段ジャンプができる。
それに加えて満腹ゲージを消費することによって槍を火薬槍に、ガレキを爆弾へと変換できる。
発明家編は世界の殺意が高いので二段ジャンプを利用した素早い的確な立ち回りと、常に武器を万全の状態にしておくのが大事かもしれない。
できるかどうかは別として。

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スタート地点はGarbage Wastesのスカベンジャーの住処。
スカベンジャーの死骸に囲まれ、その死骸を貪り喰う発明家くん。いきなり殺伐としている。
右側に今までなかった道があったので進んでみるとガレキの中から変な機械が起動、ついてくるようになった。
なんか水星の惑星記号に似てる気がする。
今のとこついてくる以外に特に何もしない。コイツのことはあまり気にせず先に進んでみよう。

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少し先のシェルターで休むと異変に気付いた。
この子、カルマレベルが最低値の「乙」しかない…!!
エコーに会って上限増やしていくしかないのか…!?
でもこのエリアにエコーいなかったはずだしどうすりゃいいんだ、と困惑しつつ進んでみるとスカベンジャーの群れに遭遇。
やたらと槍を投げてくるので作った爆弾と火薬槍で一掃してやる。一掃できるまで何度か死んだ。
発明家くんは目の前で火薬が爆発しても気絶だけで済むっぽい。気絶してる間に刺されて結局死ぬけど。
とりあえず腹を満たしとこうと死骸を掴むと画面左下のカルマレベルの表示に変化が。
どうやらスカベンジャーの死骸を持っている間はカルマレベルが上がるようだ。
つまりゲートを通るにはスカベンジャーを殺害・運搬しないといけない。
いつもならスカベンジャーの友好度を早々に上げるプレイしてるから心苦しいな。
でもなんか異様に殺意向けてくるのでこちらも容赦なく殺るね。

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ただでさえ捕食者が多くてつらいのにスカベンジャーが群れで殺しにかかってくるのでなかなか進めなくて余計につらい。
このゲームにおける戦闘苦手マンなのでとてもつらい。
カルマレベルがこれ以上下がりようがないので死を恐れなくていいのは幸いだけども。

ので、戦闘のコツを調べた。
自力で生き抜く方法を模索するのが醍醐味なのに。ゆるして
どうやら二段ジャンプのときに↓キーを同時押しすることによってより大きな爆発を起こし、相手をひるませたり飛び道具をパリィできるようだ。
しかし連続で使いすぎると自分が爆死するリスクもある。
もうひとつ、相手を掴んで掴みボタン長押しで咬みつき攻撃もできるとか。
うまく使いこなせるかはわからないけど知識を得たことで何とかなったらいいな(白目)

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発明家くんは水に潜ると爆発を起こす器官がショートするのか爆死する。
いつもならまずムーンのとこへ行くけど、ムーンがいるのは海エリア。なるべく水の多いエリアに行きたくない。
今回は先にペブルスに助言もらいに行こうか…。
というワケでやっとの思いでThe Legに辿り着く。

シェルターで眠ると夢をみた。
二匹の子スラッグキャットを優しく見守る発明家くん。
もしかして発明家くんの子供? ということは発明家"くん"じゃなくて発明家"ちゃん"だった!?
発明家ちゃんの顔に傷がないので昔の夢だろうか。
子供たち…顔に負った傷…。なんだか穏やかでない雰囲気を感じるぞ。

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ここでこの先も修羅の道になる気配を感じ一時中断
先にストリーム編と槍マス編をプレイ

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再開してThe Legを駆け上がる。
ストリーム編で捕食者のいなし方、槍マス編で槍のエイム力を鍛えてきたのでなんとかなるだろ!
でも画面外上方向から麻酔針飛ばしてくるスピッタースパイダーは帰ってくれ!!

Precipice方面のゲート近くのシェルターで眠る。
この時代Precipiceどうなってるんだろう。ていうか時系列どのへんだ?
ペブルス内部の様子で判断しようにもカルマレベル的に侵入できそうもない(要求値5)。
まさかペブルスが尖り散らかしてる時代じゃないだろうな。
でも他に頼れるものもないのでとりあえず会ってみよう。会話してくれるかわからないけど。

死を繰り返しながらExteriorを突き進む。
爆風でトカゲを奈落に叩き落せるのは強い。
いつもならグラップリングワームが必要な足場の悪い場所を二段ジャンプで進んでいけるのも発明家ちゃんの強み。
ワームにはおやつになってもらうね。

ここまで来て気づいたけど発明家ちゃんは壁に刺さった槍も回収できるんだね。さすが武器の扱いに慣れている。

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シアントカゲに咬み砕かれスカベンジャーに刺されながらThe Wallの頂上へ。
念のためあの一方通行のゲートの確認しておくかとチラッと覗くと、ついてきてる変な機械が何やら反応した。
結果エラーが出て何も起こらず終わったけどここにきて進展があるとは。

ついでにエコーにも会っておく。カルマレベルの上限増やすことはできるのね。
できることなら他スラッグキャットのデフォルト値の5までは上げたい。
でも発明家編の殺伐とした世界をエコー求めて巡るって苦行度10割増しなのでは。
上げたとしても死にまくって常に最低値をキープしてそうではある。

***
そんなこんなでペブルスルームにお邪魔。
いつものように言語理解能力を付与してくれた。

「君がここに辿り着くのは時間の問題だっただろう」
「君が俺の施設内を旅していることは、君についている機械のおかげで俺のガイドたちによって絶えず把握されているんだ」
「これは大昔に亡くなった俺の創造主の一人の市民IDドローンだ。損傷したようで、再起動したときに君に刷り込まれたんだ」
「ドローンのデータの大半が破損している。イテレーターとしての任務を果たし、俺の構造体と再同期させてくれ」
そう言うとドローンをいじり始めるペブルス。
これで変な機械の正体が判明したぞ。サンキューペブルス。
Garbage Wastesはペブルスが腐敗を投棄した場所なので、それに巻き込まれてあの場所に落ちてたんだろう。
一通ゲートに反応したのは街に入ろうとしたってことか。ということはあのゲートの先はペブルスの街なのか!

しばらくするとペブルスとドローンの同期が完了した。
「小さな暴れん坊。繰り返されるサイクルから抜け出したくてここに来たんだろう」
「だが俺にできることはほとんどない。原始的な衝動、心の奥底から引き裂かれるような衝動が君をここに縛りつけているんだ」
「俺の神通力をもってしても、どうにもならないよ」
「だが、そのドローンを持ち歩き俺の市民に成りすますつもりなら、せめてこの上層部を管理する責任くらいは全うしてくれよな」
「君の旅の様子を見せてもらったが、スカベンジャーの集団に暴力をふるう必要があるようだな。君の生き方には呆れるが、俺たちは共通の敵がいるようだ」
「奴らの大きな群れが俺の街に住み着き、金属くずや機械部品を集めようとして俺の構造物にどんどんダメージを与えてるんだ」
「俺の忠実な市民として、君は自分の街に戻って彼らを訪問することを勧めるよ」
「おそらくそうすることで、お互い望むものを得て離れることができるだろう」
「…」
「旅の成功を祈っている。市民よ」
かなり直球な助言をくれた。サンキューペブルス好き
市民扱いしてくれるからかなんか態度が柔らかい気がする。直前に槍マス編プレイしてたから余計そう感じる。

…ところで発明家ちゃんの目的。
夢の中でしか姿を見せない子供たち…。
現世に縛りつけられる、心の奥底から引き裂かれるような衝動…。
スカベンジャーたちへの暴力…。
カルマレベル「乙」の意味も「暴力」……。
あーこれは、ん~~

最後に一言
「何か面白いものを見せにきたりしない限り立ち去ってもらうぞ」
この発言が気になったので外で拾ったパールを見せてみると、ムーンのように内容を読んでくれた。
ムーンとは違う視点で読んでくれるので全パール見てもらいたくなるな。スリヴァーについての話とか特に聞きたい。
どっかのタイミングでまたパール収集の旅(苦行)に出なきゃな。

***
グルマン編からずっと気になり続けてた門がついに開いた。
ゲートの先は整備された通路がしばらく続く。こういう横長の道って画面外からスカベンジャーが槍投げてきそうで怖いんだよな。

やってきたのはペブルスの都市、Metropolis(首都)。
入ってすぐにシェルターがあったので眠ると何度目かの夢をみた。

スカベンジャートールを通りかかる発明家ちゃん親子。
すると片方の子供が興味を持ったのか、吊るされたパールに近づいていく。

あ~~これは、このあと…あー……。
…ちょうどプレイヤーも殺されまくってスカベンジャーへのヘイトが溜まってたとこなんだ。うん
ここまで来たなら最後まで付き合うよ、「復讐」

***
スカベンジャーを爆殺しながらMetropolisを探索する。
ここに来てからヴァルチャーみたいな仮面を被ったスカベンジャーとエンカウントするようになった。
ヤツらは高く跳躍できるうえに斜め方向にも槍を投げてくる。
今までのスカベンジャーの横方向にいなければひとまず安全という認識をぶち壊された。
しかも電気槍なんてえげつないモノを持ってることもある。それ絶対ペブルスの重要なパーツもぎ取ったヤツだろ。
こうなったらもう先手必勝、気づかれる前に火薬槍をぶち込むしかない。

地下には貨物列車のあるSubterraneanに似たエリア、さらに奥へ進むとペブルス内部みたいなエリアが広がる。ニューロン飛んでるし実際内部なんだろうか。
じっくり眺めたいけど次から次へと湧いてくるスカベンジャーの戦闘部隊がそれを許さない。
確かに他のエリアより明らかに数が多いけど、あと何匹駆除すればいいんだ。

***
ドーム状の屋根を乗り越え、その建物の中に入る。スカベンジャー手製のランタンの灯りが見える。
念のため槍と爆弾を手に、武器の散らばる道を超えるとソイツはいた。
発明家ちゃんと同じくドローンを連れた、まるで玉座のような足場の上に鎮座する豪勢な仮面を被ったスカベンジャー。
…お前がこの群れの長か!
そうか!! よし!! 殺ってやるよ!!!!!

足場に上り先制で槍をぶち込んでやる。
が、族長は鎧で武装しているようで槍は弾き飛ばされた。
お互いに距離を取り体制を立て直す。
入口からはスカベンジャーたちが野次馬の如く集まりだし、完全に退路を断たれた。威嚇に槍を何本か投げておく。
コレは真剣な殺し合いなんだよ、見せモンじゃねぇぞ!!

何度も槍や爆弾を投げ鎧を剥ぎ落す。
突如急接近され揉み合う中、突き出した槍に確かな手応えを感じた。
一度離れ、緊張か興奮か、震える手で作った火薬槍を渾身の力で投げつける。
まっすぐ飛んだ槍は族長に深く刺さり、破裂。そして絶命。
仮面は勢いよく宙を舞い、地に落ちた。

よく初見で勝てたな

***
落ちた仮面を拾い上げるとエンディングへ。
増えたカルマレベルの上限が消え去り、完全に「乙」に固定される。

発明家ちゃんの足元に転がる族長の亡骸。
そこに集まるたくさんのスカベンジャー。
発明家ちゃんはそのスカベンジャーたちも皆殺しにしましたとさ。
~虐殺END~

わァ…ぁ…
プレイヤーもスカベンジャーへのヘイトを確かに抱いてたとはいえ、加担してこの結末を迎えさせてしまったことに罪悪感が…。
クリア後の選択画面のイラストは族長の仮面を被り武器を掲げた発明家ちゃんに変わっていた。ゥヮ……
復讐の鬼と化したスラッグキャットのお話でした。
このシナリオ終始殺伐としてた。

これでよかったんだろうか。

***
再開してみると族長の仮面を手に玉座から始まった。
族長は始末したし、ペブルスに報告しに行くか…。
Metropolisで拾ったパールも読んでもらいたいし仮面も見せびらかしたい。

スカベンジャーの残党は仮面のおかげか逃げていく。
探索しやすくなったので未探索の部分を見て回ろうか。

今まで地下ばっか探索してたので地上を歩いていく。
背景には100階以上は余裕でありそうな高層ビルがたくさん建っているのが見える。
古代人の技術力どんなもんだったんだろうか。
でもよく考えたらイテレーターというそれぞれ異なる人格持った超巨大生体コンピューターをいくつも作れる程度の技術は持ってたんだった。

シェルターの中でまた夢をみた。
狭い空間にスカベンジャーと共に閉じ込められ、仇敵を殺害すること以外は何もできない。
発明家ちゃんの憎悪の心は晴れることはないんだろうか。

高い塔の天辺でエコーにも会った。が、カルマ上限は増えず「乙」のまま。
もう完全に「暴力」に支配されてしまったんだろうか。

本当にこれでよかったんだろうか。

***
ゲートを通るのに都合のいいスカベンジャーが捕まらないので街から出れなくなりました。
こうなったら最後のシナリオクリアしてからオプションいじって何とかするね…。
報告はもうちょい待っててペブルス。

ちなみにクリア後のリザルト画面によると死亡回数は72回。
意外と少なかったな。100回超えてると思ってた。


◆用語の補足とか

・スカベンジャー
武器を扱い群れを成して生活する部族のような生き物。
捕食者相手にも集団で立ち向かえるヤツら。ヴァルチャー倒したとこを見かけたときはビビった。
体色や髭、角の形等の個体差が激しい。
パールに価値を見出しているようでよく蒐集している。

基本は中立だけど槍やパールを贈ることによって友好度を上げることができ、最大まで上げると「族長」のパッセージを獲得できる(当然だけど発明家編は絶対に友好度が上がらず常にどん底)。
獲得後は同行してくれたりスカベンジャートールも顔パスで通行できるようになる。
同行してくれるのはいいけど大人数で狭い通路やシェルターまでついてきてすし詰め状態にするのはやめろ。

彼らはよくガイドを殺害しようとしている(ムーン曰く反抗してるらしい)けど、不意に出てきたガイドを狙った際の流れ槍がスラッグキャットに飛んでくることがある。刺さる。死ぬ。許さん。

・スカベンジャートール
所々に存在するスカベンジャーによって設置された関所。パールとペイントで飾った鹿の頭蓋骨が目印。
通る際には通行料(パール等)を要求される。
無視して通ろうとすると殺される。道はみんなのものだろ!!!

・スカベンジャーの族長
後でプレイ動画見て気づいたけど族長も言語理解能力を持ってるっぽい(頭上の小さい四角が目印)。
ペブルスのとこに辿り着いて能力付与され言葉で説き伏せられた(けど聞き入れなかった)過去があったのかもしれない。

・カルマレベル
一日生存すると上がり死ぬと下がる。生への執着こそがカルマ。
エコーに会うと上限が増えていく(最大値は10)。
エリアを繋ぐゲートを通る際に指定された以上のレベルが必要となる。
イテレーターに設置された壁画から各シンボルの意味がなんとなく考察できる。

・グラップリングワーム
太くて丈夫な糸を吐き出す青い芋虫。
手に持つとワイヤーアクションができる。たのしい。

・ニューロン
イテレーターを構成する生物の一種。
スラッグキャットが食べると身体が光りだす。暗いエリアに行くときにランタンを持参しなくてよくなるので便利。
崩壊後のムーンはわずかに残ったニューロンで生きてるらしく、頭上に浮いてるニューロンを食べつくすと死ぬ。

2024/05/16